活動報告
災害時外国人支援ボランティア研修(やさしい日本語)の講師を務めました
7月2日に開催されたとやま国際センター主催の災害時外国人支援ボランティア研修(やさしい日本語)で講師を務めました。
当日は、やさしい日本語を実践的に身につけて、災害時外国人支援に役立てたいと思っていらっしゃる12名の方が参加され、たくさん実践練習をしていただきました。日本語教師的なポイントもお話させていただきました。
小学6年生の総合学習の時間で多文化共生についてお話してきました
地元の小学6年生が総合の時間に多文化共生のことを取り上げているということで、講師に呼んでいただきました。
子どもたちは多文化共生のことを調べていてもピンと来なかったようですが、まずは自分たちの学校の自分のクラスにも外国の子もいるし、目が悪い子もいるし、いろいろな子がいるよね、というところから話していくと、身近に感じることができたようです。
小学生の時から多文化共生の視点が持てることはとても大切ですし、多文化共生の地域づくりのためにも、授業でこのような取り組みがどんどん増えていってほしいものです。
子どもたちの感想の一部
10周年!世界自閉症啓発デー Light it up Blue in Toyama 2022開催のご報告
毎年4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デー Light it up Blueです。
その日は、癒し・希望・平穏を表す「青」をシンボルカラーにして世界各地でイベントやブルーライトアップなどが行われています。
私たちは2012年から世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落でブルーライトアップと啓発イベントを開催してきました。
ちょうど10周年の今年はオンラインとリアルのハイブリッドで世界自閉症啓発デー Light it up Blue in Toyama 2022を開催しました。
リアルはサンシップとやまの福祉ホール。
太鼓やバンドの演奏もあるので、準備段階からみんな張り切っていました。
18時半のスタートは新田富山県知事からビデオメッセージをいただきました。
新田知事は県の様々な取り組みについてお話くださり、ともにウエルビーイングな富山を目指すことの大切さを感じさせていただきました。新田知事、ありがとうございました。
11年まえからずっとご一緒しているめひの野園の東さん。進行はダイバーシティとやまの宮田です。
迫力の富山ダルク岩瀬太鼓海岸組の太鼓演奏に心が震え、キノコさんの楽しいトークで場が和みました。
続いてのさわいいっとくさんのステージでも、いっとくさんのトークとオリジナル曲でいろいろ考えさせられたという感想をいただきました。
そして、今年は新たに帆船海王丸も加わり、環水公園、タワー111、クロスランド小矢部からのライトアップ中継がありました。
帆船海王丸(夢響村塾とやま上野さん撮影) 環水公園天門橋(ほっぷ鈴木さん撮影)
タワー111と環水公園 クロスランド小矢部(ヤマシナ印刷 山科さん撮影)
続いて、街づくりおもしろ座談会と銘打って、街づくりや居場所づくりに携わっている皆さんとのトークタイムです。
今回は、長野県上田市から場作りネットの元島生さんにも来ていただきました。元島さんは、11年前にコミュニティハウスひとのまを宮田隼さんと一緒に立ち上げた方でもあります。
元島さんがどんな方かは私のブログからもどうぞ→ダイバーシティとやまな日々 もとしましょうさん
短い時間でしたが、心に響くシーンがいくつもありました。
私が下手に言葉を添えるより、このスライドを見て感じ取っていただく方がきっと伝わると思います。
元島さんのお話はもっとちゃんと聴きたい!というお声もいただいているので、近く元島さんのリモートお話会を開催しようと思っています。詳しい日程が決まり次第お知らせしますのでお待ちください。
元島さん、そして富山ではすっかりおなじみになったコミュニティハウスひとのま 宮田 隼さん、富山ダルクリカバリークルーズ 林 敦也さんに日ごろやっていらっしゃること、それぞれの想いをお話いただきました。
この3人に共通していることは、決して自分の意見を押し付けない、そして誰かを否定することはしない、「〇〇ねばならない」がないのです。なんちゃってSDGsではなく、本当に誰一人取り残さないというのを実践している。でも、それを声高にいうことは決してなく、ただ淡々と今ある日常の中で、社会の溝に落ちそうな人の傍に自然にいる。そんな3人なのです。
でも、そんな人たちは実は富山にはたくさんいて、今回急遽スタッフをしてくださったガチョックの澤田さん、有岡さん、会場に来られていた多文化子どもサポートセンターの中村さん、八ケ山ベジラボの杉林さん、富山ムスリムセンターのマゼンさん、等々、会場に来られていた方の多くが、社会に分断された境界線を越えて、出会い直しの場(元島さんのスライド参照)を作ろうとしている方たちでした。
ライブやリモート配信でてんやわんやだったガチョックの皆さん、ホントにありがとうございました。
そして最後は もとしましょうさんと愉快な仲間たちによるステージです。
最後はひとのまの宮田隼さんも一緒にマイクを持って歌うという展開になりましたが、とても楽しいステージになりました。
締めに富山自閉症協会会長の八木先生のご挨拶で閉会となりました。
リアル参加とリモート参加でちょうど111名の皆さんと素敵な時間を過ごすことができました。
本当にありがとうござした。
主 催:ダイバーシティとやま 富山県自閉症協会
後 援:富山県 富山市
協 賛:日本海ガス絆ホールディングス株式会社 十全化学株式会社
アルカスコーポレーション株式会社 つくしの家グループ 中野工業株式会社 前田薬品工業株式会社
ライフガード北陸 株式会社リボン ホテルパークイン砺波インター 一般社団法人富山県中央古民家再生協会 塩谷建設株式会社
協力団体:富山県発達障害者支援センター「ほっぷ」 社会福祉法人めひの野園 夢響村塾とやま ヤマシナ印刷
外国人住民の声を聞こう!ワールドカフェ「私が暮らしたい射水」開催のご報告
射水市総合計画審議会未来創造部会で、外国人住民の多い射水市は「多文化共生」が重要なキーワードと多くの発言があったので、それなら実際に外国人住民の生の声を聞こうということで射水市総合計画審議会未来創造部会主催、ダイバーシティとやまがファシリテーターでワールドカフェを開催しました。日本人も合わせると11ヶ国40名近くで、10年後の2032年にどんな射水市に住んでいたいかを対話しました。
皆さん、普段たくさん思っていることがあるのですが、なかなかその想いを伝える機会がないので、話し出すと止まらなくなる感じでした。しかし、そこはダイバーシティとやまの名ファシリテーターのハワードさんの進行。3回のラウンドにわけてテーブルを旅しながらたくさんの方と対話が進みます。
1ラウンドのテーマは射水に住んでいて困っていること、逆にいいこと
2ラウンドのテーマはどうしたら住みやすい射水になると思うか
皆さん、模造紙に想いを書き込んでいきます。
そして3ラウンド目のテーマはこちらでした。
こんな射水になっていたらいいという想いを込めて、2032年3月13日の新聞として発表してもらいました。
今回は市役所の職員の方にも参加者として入ってもらったので、外国人住民の皆さんの生の声をダイレクトに聞いてもらえたのもとってもよかったと思います。
写真では小さくて見にくいのですが、外国人の大人が勉強できる大人の小学校を作ってほしいという切実な声もありました。子どもたちの教育もそうですが、大人が身近に日本語や日本の文化風習について勉強できる場がとても大切で、そういう場所があれば射水市は外国人住民にとってとても住みやすい場所になるにちがいありません。
皆さん多くの気づきがあったようで、アンケートではまた参加したいという声がたくさん寄せられました。
また射水市以外の方からも、こういう機会が欲しいという声もいただいていますので、またぜひ計画したいと思います。
アンケートの集計結果と新聞記事はこちら
畑で育む多文化共生 活動報告
コロナでなにかと窮屈な思いをすることも多い毎日ですが、広い畑なら安心!というわけで昨年10月から始まった多文化共生畑の活動。
今回の畑作りのすごいところは、化学肥料、農薬、除草剤を一切使わず野菜本来のパワーが溢れたとびきり美味しい野菜が作れるところです。
土作りや、一番野菜の力を引き出せる美味しい野菜の作り方、微生物がちゃんと生きている畑で育った野菜と健康についての講習も3回コースで開催!
きっと、今までの野菜に対する考え方がガラッと変わります。
畑作り体験と美味しい料理の食体験。そして本当に大切な食育について学べます。
こんな時だからこそステイファームで多文化共生を一緒に育みませんか。
というわけで開催した畑で育む多文化共生の活動報告です。
第1回 10月18日
【土づくりの講習会&畑の土づくり】
実際に畑の土づくりをしながら、土づくりについての講習を受けました。
土作りをするときに、ミネラルと有機物を混ぜ込んで土着菌の働きを活発にし、微生物を増やしています。土に力のある畑は、化学肥料や農薬を使った畑とちがって、歩くとふかふかしており、歩いていて本当に気持ちがいいのです。ベトナムでも近年は化学肥料や農薬を大量に使うようになっているとのことで、留学生も興味深々でした。子どもたちもとても楽しそうに土と触れ合っていました。
第2回
11月15日
実際に苗植え、種植えを行いました。
そして、それぞれの野菜に適した栽培の仕方の講習を受けました。
幼植成長(栄養成長)は酸性成長なので、酸性の水(水素の多い水)を使用
酸性水は野菜の根の伸びを促進する。
生殖成長はアルカリ成長なので、アルカリ(フェノールの多い水)を使用。アルカリ水で好気性微生物を活発にする。
それぞれの野菜の成長期に合わせ、定期的に酸性、アルカリ性の電解水を与えることで成長を促進させる。それによって化学肥料を使わなくても、大きくてきれいで味の濃い野菜ができるのです。
第3回
11月30日
里芋&カリフローレ収穫
里芋とカリフローレの収穫体験をしました。
野菜嫌いの子どもたちがカリフローレを「おいしい!」と言って、その場で摘んでポリポリ食べている姿が印象的でした。里芋も体験したことのない美味しさでした。野菜の持っている本来の力はすごいと感じた時間でした。
もちろん、畑つくりなので、何回か行けばいいだけではありません。畑の管理やビニール掛けなど、指導くださった杉林さんと上野さんに私たちが行かない時も日々、気にかけてくださいました。今年は大雪で特に大変でした。
第4回 令和3年3月14日
野菜の収穫&もちつき&ベトナム・ネパール・日本料理で食文化体験
野菜の栄養と健康についての講習
大雪に耐えた野菜は雪解け水を吸ってとても甘く成長していました。
みんなで収穫し、八ケ山に拠点を持つNPO法人バンブーセーブジアースに会場をお借りして一緒にもちつきをして日本の伝統文化を体験しました。
その後、ベトナム料理、ネパール料理、日本料理を食べて、食文化体験をしました。
そして野菜の栄養と健康についての講習をうけました。
化学肥料を使った野菜は硝酸態窒素だらけであり、硝酸態窒素は腸内に入ると異常発酵してそれが毒になります。現代病の多くは、腸内環境の乱れから来ているものが非常に多いのです。健康に良いと思って食べ続けている野菜で腸内に毒素を溜め込むという本末転倒の現象が起きています。
でも、土着菌と微生物が活発に働く環境でそれぞれの野菜の力を最大限に引き出して作られた野菜は、食べる人の生命力をUPさせ、病気に負けない体を作ります。生きる力を育む野菜を食べることの大切さを参加した皆で学びました。
日本の有機野菜の作り方を実際に体験し、外国の子どもたちだけではなく日本の子どもたちにも土作りの大切さや野菜の美味しさを体感してもらうことで、多文化共生と共に農と食の大切さも実感できました。話を聴くだけではなく、畑での体験を積み重ねることでより深い理解を得ることができ、自分たちで作った野菜で各国料理を作ることで、それぞれの国の食文化のちがいも体験でき、異文化理解の一端となりました。また餅つきをすることで、日本の食の伝統文化体験をしてもらうこともできました。
多文化共生畑は今年も引き続き続けていく予定です。
今年はどんな野菜ができるのか、とっても楽しみです。
主催:富山日越交流会&ダイバーシティとやま
協力:ファーム杉林&八ケ山きときとやさいうえの
Light It Up Blue in Toyama2021開催のご報告
毎年4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デーです。この日は、癒し・希望・平穏 を表す「青」をシンボルカラーにして世界各地でイベントやライトアップなどが行われ ています。私たちも2012年より大勢の皆さんにご協力をいただき、世界文化遺産 五箇山菅沼合掌集落にてブルーライトアップやワークショップを 行い、自閉症を 身近に感じてもらえるようにと活動を続けてきました。
しかし、このコロナ禍に伴い、人の住む世界遺産五箇山菅沼でのライトアップは控えなければいけない状 況になりました。
せっかくのつながりを継続することは出来ないかと考え、今年はリモートでイベント開催しました!
10年目のLight It Up Blue in Toyama開催報告です。
今年のテーマはつなぐ、つながる A(Autism) to S(SDGs)
リモート中継ということで、中心はめひの野園のセンターから
富山県自閉症協会事務局長の東真盛さんが進行。
最初に新田富山県知事からのビデオメッセージをいただきました。
SDGsの推進!県民一人ひとりが輝ける多様性のある富山へ!
を掲げておられる新田知事がワンチーム富山県の思いをお話くださいました。
心強いメッセージありがとうございました!
これまでの9年間の開催の歩みをムービーにして振り返りました。
そして環水公園からほっぷの鈴木さんと富大水内ゼミの学生さん、富山城、富山市役所からヴィストの林原さん、クロスランドおやべから山科さんがブルーライトアップの様子を中継してくださいました。
福光美術館からは南砺市田中市長と南砺市政策参与で心療内科医の明橋大二さん、そして南砺市のスーパーウーマン高橋かずえさんが中継でメッセージを伝えてくださいました。
そして日本で最初にLIUBを開催された神戸からも中継がつながりました。
次にArt session in Nanto 「生の表現(Art・brut)」開催中の福光美術館からばーと◎とやまの米田昌弘さんに障害者アートの案内をしていただきました。
次はトークリレーです。
福光美術館から富山県自閉症協会副会長でもある富山大学水内先生と水内ゼミの皆さんから。
学生さんはクイズも出してくれました。
社会福祉法人みずき福祉会 町田福祉園ゼネラルマネージャー 阿部美樹雄さん。素敵なお話でした。
NPO法人工房あおの丘 西島亜希さん。いつも情熱的で素敵です。
コミュニティハウス「ひとのま」宮田隼さんとひとのまのみんな。
隼さんのあったかさが伝わります。
富山県自閉症協会会長で小児科医八木信一さんが締めでお話くださいました。
初のリモート開催でどうなることかと思いましたが、多少のハプニングはありつつも何とか終了。
とても素敵な時間になりました。
では、最後に今年のLIUBの素敵な写真をご覧ください。
写真は環水公園、富山城、富山市役所は上野さん、クロスランドおやべは山科さん、福光美術館は高田さんです。
福光美術館は川田真紀さんがブルーフィルムを貼ってくださいました。
今年もたくさんのボランティアスタッフの皆さんのおかげで出来上がった手作り感満載のイベントになりました。
来年は11年目。
コロナが収束していることを願う希望の青の光です。
ロックダウン中のネパールへの食糧支援
先月コロナでロックダウン中のネパールからメッセージがありました。
それは、富山の日本語学校の卒業生からのメッセージでした。
彼は現地で食料配布のボランティアをしているのですが、たくさんの人々に食料が届いておらず、ネパールは大変な状況だということでした。米や麺、油、塩、ビスケット、石鹸、マスクなどを配っているとのことでしたが、資金が不足しているとのことで、呼びかけたところ、1週間で102000円の寄付が集まり、それをネパールに送りました。
その後、届いたレポートです。
高岡法科大学主催「多文化共生シンポジウム~地域に根差した多文化共生を考える」登壇のご報告
2月15日(土)、高岡市のウイングウイング高岡にて、高岡法科大学主催「多文化共生シンポジウム~地域に根差した多文化共生を考える」が開催されました。
内容は、次のとおりです。
【第一部】13:00~
■基調講演1 「多文化共生への高岡市の取り組み(教育の観点から)」
高岡市教育委員会 教育長 米谷和也氏
■基調講演2 「外国人人材・多文化共生と地域創生(NGOからみた取組実態)」
NGOダイバーシティとやま代表 宮田妙子
■報告 「呉西地区における外国人受け入れ・多文化共生取組の検証」
高岡法科大学 法学部教授 八坂 徳明氏
【第二部】 15:00~
■パネルデスカッション 「呉西地区における外国人が住みやすく働きやすい環境とは」
コーディネーター 柴垣 禎 NGOダイバーシティとやま事務局長
パネリスト 木口 実 氏 富山日伯交流友の会会長
Nawab Ali Behlum氏 Welfare Social Society Toyama Japan
ダルマ ラマ 氏 富山ネパール文化交流協会会長
前田 啓子 氏 にほんご広場なんと代表
基調講演では、高岡市の米谷教育長から、高岡市の現状や多文化共生への取組だけでなく、もっと大きな世界的な潮流や課題などについてお話いただき、今、なぜ、教育の現場に多文化共生が必要になってきているのかということについて、お話いただきました。実直で真面目な語り口調から、将来展望についても憂慮されるところは多々あるものの、米谷さんのような方が教育長として現場を担っていることに、とても心強いものを感じました。
高岡法科大学からの報告としては、外国人住民に対するアンケートやインタビュー結果から、今、地域に必要なものは何か、多文化共生がどのような場面で求められているのか等といったことについて、報告がありました。若い学生のみなさんが地域に目を向けていくということ自体、とても貴重な取り組みではないかと思いました。
第2部のパネルディスカッションでは、長く呉西地域に居住しているパネラーのみなさんから忌憚のないご意見をたくさんいただき、多文化共生をはばむたくさんの要因について考えることができました。参加者のみなさんも「え?外国人というだけで、そんな不利益が起きているの?」と、認識を新たにでき、自身の地域でさまざまな人が暮らしやすい社会について考えることができたのではないかと思います。 また、そうした地域に住む外国人と生活レベルで向き合っている前田さんからのお話もとても貴重なご意見だったかと思います。
ダイバーシティとやまの活動は、多様な人々はもちろん、これまで多方面へ向けた活動を行ってきており、今回、あらためてみなさんに報告することで、「こういう活動もあるんですね」「実に多様かつ重層的な厚みのある活動ですね」「なにより難しくなく、ふだんの生活レベルで考えることができることが素晴らしいと思いましたよ」等等といったご意見もいただきました。
少しずつ浸透してきているダイバーシティ。これからの社会にますます必要になってくるダイバーシティ。 私たちは、その役割を少しだけ担わせていただけていること、そして、みなさんに、そうした活動を支えていただいていることに、とても感謝しております。
ひきつづき、NGOダイバーシティとやまをどうぞよろしくお願いいたします。
SDGsフォーラム2019にパネリストとして参加しました
2019年10月5日
富山環境フェアでSDGsフォーラムが開催され、パネリストの一人として参加しました。
ダイバーシティの視点はSDGs目標の10番「人や国の不平等をなくそう」、11番「住み続けるまちづくりを」
16番「平和と公正をすべての人に」に密接に関係しています。
フォーラムでは富山に住む外国の人たちの現状について、またちがいが地域の力になることをお話してきました。
この時の模様は富山シティFMでも11月に4回放送されます。
インターネットでも聴けるとのことですので、お時間のある方はぜひ。http://www.city-fm.co.jp/
ひとのま×ダイバーシティとやまコラボキャンプ2019開催のご報告
2019年9月15日~9月16日
3回目となるコミュニティハウスひとのまとのコラボキャンプを開催しました。
いつも何が飛び出すかわからないのがこのキャンプ。
めひの野園の飛騨牧場で育てている平飼いの飛騨地鶏を今年は二羽購入。
車の中でコッコッコと鳴いている鶏を捌かなきゃいけない、でも、私たちはいつも命をいただきながら生きていることを改めて感じることが出来る貴重な時間です。
ベトナムの留学生が捌いてくれるのですが、ひとのまの子どもたちは怖がることなく、いろいろ手伝っていました。
捌いた鶏は無駄に捨てる所はほとんどなくて、内臓もきれいに洗って料理に使いました。
こういう場面を見ると、食べ物を簡単に残したり捨てたりすることの方が、どれだけ残酷なことかわかります。
子どもの頃にこんな経験をすると、感謝していただくという気持ちが自然に育つのだろうなと実感します。ビュッフェレストランにばかり行っていると、決して育たないであろう感覚です。
BBQの後はみんなで温泉に入ったり、それぞれに遊んだり、ずっと話したり、特に何かプログラムがあるわけではないけれど、それが逆に心地よく、逆にいろいろ学びになる、そんな時間でした。
大人も子どもも楽しめた、いい時間になりました。
いつもご協力くださるめひの野園の東さん、そして、ひとのまの宮田隼さん、裏方の細々した仕事を一手に引き受けてくれた野崎さん、ホントにありがとうございました。
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