10月, 2016年
「ほめる!が輝かせる!子育てセミナー」開催のご報告
10月15日(土)に、サンシップとやまにて、「ほめる!が輝かせる!子育てセミナー」を開催しました。
セミナーの講師として、NGOダイバーシティとやまではお馴染みの「おやじさん」こと、薄井修司さんにお越しいただきました。薄井さんはご存知のとおり、株式会社ウェルネスサプライ代表取締役としてのご活躍をはじめ、真おやじ塾の塾長さんであるほか様々な顔をお持ちですが、本日は、一般社団法人日本ほめる達人協会大阪支部長としてお越しいただきました。
「ほめる」ということが、良好な人間関係を築いていくキーワードになるということですが、もちろん、ただ「ほめ」ていればいいというものではなく、奥深い世界を示してくださいました。
まずは、社会の現場で起きていることとして、若者が就職する、働くというところに着目してのお話から始まりました。学生が会社に求められていると考えていることと、会社が学生に求めていることのギャップ、一定規模で推移する離職率、「就職=ゴール」という目標設定によるミスマッチ、家庭の中で培われるべきものが就活時に問われていると自問する誤解などなど、小さなことの積み重ねが「働く」ということを難しくしてしまっているということです。もちろん親の理解や世代間のギャップ、社会情勢の変化なども、その要因として加わってきます。
原因がひとつではないところがやっかいなことではありますが、さまざまな事象を丁寧に紐解き、「ほめる」という手法に徐々に収斂されていきます。
詳しくは、ぜひ「ほめる達人」すなわち「ほめ達」さんを招へいされて、お話をお聞きすることをオススメいたしますが、キーワードとなることは、「価値の発見」とのことです。
その人のいいところを発見する、そしてそこに「ほめる」言葉を注ぎ込む。もちろん注ぐための前提条件もありますし、注ぎ方もあります。しかし、基本となる部分は、すっきりと芯が通っていて、とてもわかりやすく、そして、すぐにでも誰にでも実行可能なものです。
そして、おやじさんのお話を聞くだけでなく、実際にワークを実践してみることで、参加者の一人ひとりの笑顔が輝き、納得の瞬間も味わえました。
「そうか、ほめるってことは、こういうことなんだな」、「こんなにも実効性のあることなんだ」と実感です。また、おやじさんには、参加者一人ひとりからの質疑や感想にも丁寧にお答えいただき、とても内容の深いセミナーとなりました。
セミナー後は、有志による懇親会も開催いたしました。夜が更けるに連れて、さらに深みを増していくおやじさんの渋味を味わう大変有意義な時間を持つことができました。おやじさん、参加者のみなさん、本当にありがとうございました。
今回、おやじさんにお越しいただいたのは3回目となりますが、次回は、また異なる側面を持つおやじさんをお迎えしたいと思っています。
その際は、またのご参加をお待ちしております。