1月, 2016年
ダイバーシティ・トレーニング第3回「ダイバーシティ・リーダーシップ」開催のご報告
2015年12月26日に、ダイバーシティ・トレーニング第3回「ダイバーシティ・リーダーシップ」を開催しました。
今回は多様性社会に、リーダーに何が求められるのか考えてみました。
まずは従来型リーダーに必要だと思われる適性について考えました。
従来型のリーダーは抜きんでて優れた資質のある人でした。
一方、今回は多様性社会におけるリーダーに必要だと思われる適性について重点的に考察しました。
みなさんから出てきたのは
・リーダーとは夢を持つことができる人
・自分自身が率先して動くことができる人
・多様性社会におけるリーダーは交代ができる
・優れたリーダーはビジョンとアクションを同時に兼ね備えている
↓
多様性社会に求められるリーダーは渡り鳥の雁行にたとえられます。
つまり一人一人がエンジンになれ、かつリーダーのポジションを変わることができる、
そんな柔軟性があること。
そんなリーダーシップが必要になってくる。
ワークショップでは、ある会社の部屋の間取りを決めるロールプレイを
リーダーのスタイルを変えて行いました。
全く同じメンバーで決めたのに、リーダーのスタイルを変えただけで意見の出方が変わり
参加者自身が驚く結果になりました。
以下は今回参加された方々の感想です。
・なぜ多様性について勉強するのかわかった。
・夢をいつまでも持ちたいと思った。
・多様性社会はリーダーが交代できる。
・多様性のリーダーシップを持つ人が増えればいいと思った。
・自分にもできそうな自信が持てた。
前回の新潟に続いて、今回は長野からと、県外からの参加者も来てくださいました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
次回はいよいよ「ダイバーシティ・マネジメント」について考えてみたいと思います。
ダイバーシティ・トレーニング第2回「多文化リテラシー」開催のご報告
2015年11月28日(土)にダイバーシティ・トレーニング第2回「多文化リテラシー」を開催しました。
多文化リテラシーとは、簡潔に言えば、個人が習得する多様な文化の違いと共通性を理解し、多様性の受容力を増すための知識を活用していく力のことです。
今回は以下の言葉を考えることによって、自分が偏見を持たないつもりでいても、気づかないうちに物事を色眼鏡で見ているかを気付かされるワークでした。
〇カルチャーショック
〇ステレオタイプ
〇価値観のちがい(目に見えない文化) 等
例えば、普段見慣れている世界地図を逆さかにしてみると、今まで気付かなかったことがたくさん見えてきました。しかも、南半球の国々ではその見方が当たり前だと、参加者の方からに意見もあり驚きでした。
今回の結論として、
・自分とは異なった文化背景を持つ人から学ぼうという姿勢
・その文化についてすでに持っているステレオタイプや推測をいったん捨てて、それを何度でも検証しなおす。
・透明なメガネで見る。
などを挙げてみました。
参加された方からは以下の感想や意見をいただきました。
「差別していない」と思う私は本当にそうなのか見直す。
「自分と異なったモノを受け入れているつもりだったけど、できていなかったことに気付かされた。」
「異文化理解には相手の視点に立つ事」
「異文化の人々との交流には絶対的な基準はないとこがわかった」
「外国人に日本の文化を正しく伝えたい」
今回最も多かったのは時間が足りなかったという感想でした。これからも、内容を濃くして時間が足りないと思っていただけるようなワークにしていきたいと思います。