4月, 2012年
世界自閉症啓発デー 世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落ブルーライトアップ&ワークショップ 写真集
2012年4月2日、世界自閉症啓発デーに合わせて世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落でブルーライトアップ&ワークショップを開催しました。
そしてだんだん暗くなってきた菅沼集落
やがて日が落ち、群青の空とブルーにライトアップされた合掌造り集落の美しさに、みな息をのみました。
自閉症支援施設めひの野うさか寮施設長の東 真盛(ひがし まもる)さんによるワークショップには、50人を超える人が集まりました。その多くは今まで自閉症のことを全然知らなかった人たち。自分に真っ正直な自閉症の方々が大好きだとおっしゃる東さんの温かいお話に真剣に耳を傾け、新たな気づきを得たとのお言葉をたくさんいただきました。
「ちがいに気づき、ちがいを活かす」
まさにダイバーシティとやまの目指すところと同じ想いを東さんからお聞きできたこと、そしてそれをたくさんの方とシェアできたこと、それがなにより、「ちがいが創るしなやかな地域社会」への一歩だと感じました。
今回、一ヵ月しか準備期間がなかった中で、本当にたくさんの方のご協力をいただきました。
まず、越中五箇山菅沼集落保存顕彰会のみなさんが世界遺産菅沼集落でブルーライトアップをすることを快諾してくださいました。
めひの野園の東さんも二つ返事でワークショップを引き受けてくださいました。
また、富山県と南砺市、富山県自閉症協会が後援、四季の五箇山実行委員会、南砺ユネスコ協会に協賛していただきました。
そして、何から何まで一番動いてくれたダイバーシティとやまの強力なサポーター上野さん、たくさんの人を繋いでくれた菅沼の荒井さん、ワークショップ会場として場所を提供してくださった中島さん、素敵なポスターとチラシを作ってくれたヤマシナ印刷の山科さん、実働隊として大活躍だった花椿かがやきの長岡さん、六反さん、能松さん、鍋沢さん、元気だそうぜ!富山福祉ネットワークの石川さん、坂下さん、ひとのまの宮田隼さん、I LOVE南砺の澤田さん、広瀬さん、中道さん、受付をしてくれたはちどりバンクの向さん、カメラマンとしてたくさんいい写真を撮ってくれたハッピーモスの池田さん、そして、当日駆けつけてくださったたくさんのみなさん、本当にありがとうございました。
短期間にこんなにたくさんのみなさんとつながり、このイベントを盛り上げられたことに心から感謝しています。そして、東さんが最後に示してくださった「ひとりで見る夢は、ただの夢。だけど、みんなで見る夢は現実になる」それを実感できた一日になったと思います。
(ダイバーシティとやま 宮田妙子)
2012.3.31 総会,災害時こそダイバーシティ講演会&ワークショップ写真
去る3月31日に開催されたダイバーシティとやま総会と「災害時こそダイバーシティ」の講演&ワークショップの写真を掲載します。
「災害時だからダイバーシティ」
ワークショップ
2011年度事業報告及び2012年度事業計画について
2011年度定期総会において承認されました2011年度事業報告と2012年度事業計画について、
掲載いたします。
「災害時こそダイバーシティ」開催報告
2012年3月31日に、富山駅前CICビルにおいて、開催しました講演&WSの開催概要を
ご報告させていただきます。 ◆講演「災害時だからダイバーシティ」 (特活)多文化共生マネージャー全国協議会の柴垣さん(当団体副代表)から、2007年の
新潟中越沖地震や、2011年の東日本大震災での在住外国人への支援活動をベースとした、
災害弱者とよばれる方々への支援の必要性について、お話いただきました。 日常生活では、見落としやすい障害や年齢差のちがいによって、災害が起きたときには、
それが原因で、被害が増幅してしまう傾向があるとのことです。
災害が起きたときに、そうしたちがいに、どう対処するのか?ということを考えていく
ことが、日常生活を多様性に配慮できるものとし、誰にとっても住みやすく、豊かな地域
社会をつくっていく気付きを得るヒントになるようです。 そのポイントは、多様性を優位にとらえていくこと!とのこと。
事実が同じであっても、見方を変えれば、現実の変化に作用する。このことを、しっかり
見据え、多様な存在のひとりひとりがかけがえのない地域社会の担い手になってもらう
ことが大切ということでした。 会場からは、目からウロコ!との声もありました。 ありがとうございます。 ◆WS「災害支援活動からみんなで考えるダイバーシティー」 後半のワークショップは、ダイバーシティとやまきってのファシリテーター、ハワード
こと内生蔵により、参加者を4グループに分けてのワークショップです。 各グループごとに多様性に着目したテーマを与えられ、また、当事者(または経験者・
支援者など)が、キーマンとなることで、深みのある話し合いができました。 ワークショップは参加してこそ気付きを得ることができますので、詳細は省略させて
いただきますが、参加者のひとりひとりに、大切なお土産を持ち帰っていただくことが
できました。
どうもありがとうございました。 (ダイバーシティとやま副代表理事:柴垣禎)
2012年4月1日付の富山新聞