「世界自閉症啓発デーLight it up Blue2017 五箇山菅沼合掌造り集落」開催のご報告
4月2日に世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落での世界自閉症啓発デーLight it up Blueを開催しました。
なんと6年連続好天に恵まれました!そして今年は雲一つない青空と星空の下での開催となりました。
プレイベントではとやまcocolo会さん主催の赤かぶ掘りと富大水内ゼミの学生さんによるワークショップで盛り上がりました。
その模様はこちらの写真でどうぞ。
さて、菅沼でのイベントは今年は日曜ということもあって、午後4時からスタートしました。
開催場所は五箇山菅沼合掌造り 食事処 与八さん。
「多様な見方を味方に~こんなに楽しい自閉症~」と題して開催しました。
第1部 自閉症体験・楽しく知ろう自閉症の世界では、富山大学人間発達科学部水内ゼミの皆さんが
自閉症のことを誰でも楽しく学べるようにいろいろなゲームで盛り上げてくれました。
左の写真は自閉症の方が描いたお菓子のパッケージ。一回見ただけでとっても正確に描けてしまう方なのです!
そして、富大人間発達科学部の水内豊和さんがゼミの皆さんのゲームを通しての学びをまとめてくださいました。
第2部は講演&おやじが語る自閉症の子ども自慢ということで、
最初に一般社団法人ぶれいん・ゆに~くすの伊藤あづささんの講演。
あづささんは自閉症の息子さんが生まれてから、これまでのことをとても詳しくお話くださいました。
あづささんの当日のお話のラインナップは次の通り。
・私のこと
・息子自慢をたっぷりと
・なぜ高槻に?
そして今
・Team幸太朗
あづささんの一貫した強い想いは「あたりまえを諦めない」
幸太朗さんを仙台から遠く離れた高槻で一人暮らしさせたのはいつまでも親と一緒は叶わないという思いからです。
知的障害があっても、自閉症でも、一人暮らしができるという「あたりまえ」を諦めたくなかったのです。
そうして、それを叶えてしまうところがあづささんのすばらしいところ。
きっと同じ思いを抱えている親御さんにとっては、どれだけ心強いことでしょう。
これから幸太朗さんがどんな自立の道を歩いていかれるのか楽しみです!
あづささんの講演に続くのは、おやじが語る自閉症の子ども自慢です。
お二人のお父さんが自閉症のお子さんの自慢話をしてくださいました。
お話してくださったのは、富山県発達障碍者支援センター「ほっぷ」の鈴木勇さんと
八木小児科の八木信一さん。
お父さんならではの視点でのお話に、うんうんと頷いている方もたくさんいらっしゃいました。
ボランティアで参加してくれたベトナム人学生もとても心に残ったと話していました。
そして、コーディネーターのめひの野園の東真盛さんからのスライドはこちら。
時間が足りず、お三方でのお話の時間がとても短くなってしまいました。
この続きはまた来年、ということで、来年以降の楽しみもできました。
こちらはゲームの時に水内ゼミの皆さんからシールを貼られるコーディネーターの東さん。
そして、日が暮れ、合掌造り集落が今年も青い光に包まれました。
来年も世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落がこの優しい青い光に包まれる一日になりますように。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
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