フォーラムとやま 多様性生かせる社会に

2012-12-04
フォーラムとやま 多様性生かせる社会に

2012/12/4 朝日新聞
「ダイバーシティとやま」代表 宮田妙子さん(44)
 国籍や性別、障害などにとらわれず、様々な個性がある一人ひとりが力を発揮する地域社会づくりを目指し、
研修やフォーラムを開いている。
 きっかけは、昨年あった「ドリームプラン・プレゼンテーション富山」。自分の夢を披露するイベントで、
「ちがい」があるからといって夢をあきらめて欲しくない。「ちがい」を生かしてみんなが活躍できる社会を
作りたい、と500人以上の聴衆に語りかけた。宮田さんの訴えは大きな反響を呼び、賛同する多くの人脈が
できた。応援の声に背中を押され、昨年9月に「NGOダイバーシティとやま」を立ち上げた。
 高岡市で生まれ、県内の大学に進学した。卒業後に資格を取り、日本語教師に。ブラジルや中国などから、
親の都合で富山に来た子どもたちに日本語を教えているうちに、国籍による「ちがい」だけではない多様性に
思いが至ったという。
 発達障害がある次男の子育てを通じて、「ちがいって悪いこと?すてきな個性ではないの」と考えるように
なった。「ちがいがあることで、社会が豊かになることに気づいた」
 今年、国連が定めた世界自閉症啓発デーに合わせた「ブルーライトアップ」をインターネットで知り、富山
でも実行しようと決意。1カ月しかなかったが、それまで得た人脈と、フェイスブックを通じて仲間を募った。
次々と協力者が現れ、4月2日、世界遺産五箇山の菅沼集落を青く浮かび上がらせた。
 理念を多くの人に広めたいと、10月から4回のダイバーシティ・サポーター養成講座を開催。約60人のサポ
ーターの輪が広がった。「ちがいを超えて、みんなが仕事しやすく快適に生活できる、魅力ある富山にするのが
私の使命です」












		
		

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