活動報告
進む多国籍社会~外国人との共生を考える~ BBT報道「シンそう富山」
富山テレビの報道番組で富山の多文化共生についてお話してきました。
https://youtu.be/EY6pweoIVR4?si=6TwprJhGkhitLT4m
「外国人住民のみなさんと考えるやさしいまちづくり」開催報告
4月29日(祝)に「外国人住民のみなさんと考えるやさしいまちづくり」と題して、2部構成のパネルディスカッションとパキスタンカレーの炊き出し体験を開催しました。
第1部は、ムスリム女性のための診察ガイドブックの作成報告を兼ねて、「ムスリム女性と考えるやさしいまちづくり」をテーマに、ファティン・アミラさん、白澤亜美菜さん、ファティマさん、ザハラさん、そして、富山大学国際医療研究会KIK宮澤正咲さん、辻和奏さん、石田瑞都さん、キャンナス高岡野村の長守加代子さんを迎えてのパネルディスカッション。
みなさんからは、医療の話題として、女性の医師がいるいない等の情報がないことや、日本の病院システムがわからない等の情報不足であること等といった困りごとのご意見があった一方で、日本の医療技術が信頼できる点や診察が丁寧であるといった助かっているとのお話もありました。医療以外のことについては、お祈りの場所や食事のことなど配慮してほしいことへのご意見があり、こうしたことをガイドブックとして網羅していることへの感謝の言葉もありました。
また、ガイドブック作成に協力くださった日本人のみなさんからも、ガイドブック作成に携わって初めて知ったことや、あらかじめ知識として知っていれば、接し方、話し方、伝え方ももっともっと配慮できるのではないかとのご意見や、医療機関にガイドブックを備えておくことで、安心して暮らせる富山になるのではないかとの期待の言葉もありました。
ガイドブック作成にあたっては、
・双方向性(ムスリム女性側と日本の医療機関側への双方向へと情報を伝えること)、
・暗黙のルールの明文化(日本の当たり前は外国人の当たり前ではないこと)、
・客観性(一部の人の意見ではなく、アンケートによる一定数の意見を集約化)
に配慮しており、まずは小さな一歩になるかもしれませんが、ムスリムの助成や医療機関へガイドブックを配布していくことで、やさしいまちづくりへと前進できるのではないかな、と期待を抱かせるご発言が多く寄せられました。
第2部では、(一財)ダイバーシティ研究所の田村太郎さんをコーディネーターに迎え、「災害とやさしいまちづくり」と題して、(一社)TMCとやまムスリムセンター代表のサリム・マゼンさん、協働組合Ponte代表のクエン・タン・ダンさん、富山ネパール文化交流協会代表のダルマ・ラマさん、富山日伯友の会代表・防災士の木口エルメス実さんによるパネルディスカッションを行いました。
外国人パネリストのみなさんからは、それぞれの活動を通じて多文化共生に必要なこと、やさしいまちづくりに求められること等、お話いただきました。みなさんのお話の中からは、すでに日本社会は外国人の存在失くしては考えられない段階にあり、単に「みんな仲良く」といった表面的な多文化共生ではなく、真にともに生きるパートナーとして、外国人だから、日本人だからとわけて考えていくのではないステージの多文化共生が求められているのだと、深く深く認識することができました。田村さんから、災害対応や、今後の日本社会のあり方を考えたとき、外国人との多文化共生は避けては通れないものとなっている言葉に会場一同、納得の第2部となりました。
第3部では、能登半島地震で炊き出しをしてきた本場のパキスタンカレーをいただきました。みなさんの笑顔を見ていると、参加者同士でのつながりを深め、多文化共生だけでなく、それぞれひとりひとりのちがいを認め合い、それらを活かしていくダイバーシティ社会への一歩となったと感じることができました。
参加者のみなさま、関係のみなさま、どうもありがとうございました。
web 版はこちら
https://www.chunichi.co.jp/article/891996?rct=k_toyama
北日本新聞
ムスリム女性のための診察ガイドブック Hospital Consultation Guide for Muslima
ダイバーシティとやまでは「ムスリム女性のための診察ガイドブック」を作成しました。一緒に医療機関がムスリム女性を診察するときに気をつけてほしいことも載せています。PDF版を掲載しますので、ぜひご活用ください。
PDFはこちら↓
「多文化共生体験塾IN富山」開催のご報告
多文化子ども食堂第1回&第2回開催報告
ダイバーシティとやまでは今年度から太閤山地域振興会の全面的なご協力のもと、多文化こども食堂を開催しています。
2008年から毎週土曜日に太閤山コニュニティセンターで多文化こどもサポートセンターを開催している太閤山ならではの多文化こども食堂です。多文化こどもサポートセンターには、今、パキスタンやバングラデシュ等のムスリムの子どもたちが多く通っていることもあって、ムスリムのハラール食のことを知ってもらおう!と多文化子ども食堂にもハラール食のメニューを出しています。(ちなみに、子ども食堂を開催にあたって、食品衛生責任者の資格をとりました)
第1回は5月27日に開催。サポートセンターに来ているパキスタンの子どもたちのお父様がパキスタンカレーを作ってくださいました。
太閤山地域ささえあい隊の皆さんや多文化子どもサポートセンターのサポーターの皆さんが一緒にお手伝い。
大人用の辛口と子ども用の甘口の2種類を作ってくださいました。とってもおいしいカレーに皆さん大満足の第1回目でした。
第2回は8月5日に開催しました。この日はまちづくりプラットフォームの参加者の皆さんが太閤山地域振興会の取り組みを視察&多文化子ども食堂の体験でした。第2回はマレーシアの皆さんがマレーシア料理「ナシアヤム」とデザートを作ってくださいました。
ナシアヤムとは鶏肉+ごはんの意味。とっても手際よくハラールの鶏肉をさばく彼女たち。私はサラダ担当。サラダの野菜は八ケ山ベジラボの無農薬新鮮野菜です。
今回も太閤山地域ささえあい隊の皆さんはじめ、サポートセンターの子どもたちも大活躍。出来上がった料理のことをマレーシアの皆さんが丁寧に説明してくださいました。
ささえあい隊の皆さんと、マレーシアの皆さんで「今度女子会しようよ!」と話が盛り上がっていました。こういう交流の生まれるところもとっても嬉しいですね。
第3回の多文化子ども食堂は冬に開催予定です。
スペクトラムカフェに登壇
富山県自閉症協会主催のスペクトラムカフェでお話させていただきました。
スペクトラムカフェは富山県自閉症協会が毎月1回開催していらっしゃる素敵な会で
毎年1回ゲストで呼んでいただいています。
この日も素敵な出会いがありました。
射水市でSDGs推進セミナーでした
射水市のSDGs推進セミナーにて多文化共生についてお話してきました。
県内で唯一人口の3%を超えた射水市の外国人住民の皆さんが、この地域に住む一員としてさまざまな活動に取り組んでいらっしゃる事例をいろいろお話しました。
令和4年度多文化共生フォーラム「多文化共生で地域が変わる」
令和4年度多文化共生フォーラム「多文化共生で地域が変わる」の第2部パネルディスカッションにパネリストで登壇させていただきました。
第1部は数学者で大道芸人で12か国語を自在に操るピーター・フランクルさんと とやま国際センターの大道芸人?ノリックさんこと中村さんとの対談でした。自分を主人公にする生き方の大切さ、国際人とはどんな人かなどなど、ピーターさんならではの視点で興味深いお話がたくさんありました。お得意の大道芸もご披露してくださり、会場を盛り上げていました。
第2部のパネルディスカッションでは、シルビアさんが母語教室のことやBravesの活動紹介を、私からは県内外の多文化共生の地域づくりの事例を紹介しました。
多文化こどもサポートセンターを開催している太閤山コミュニティセンターの前センター長の丸池さんや、サポーターの喜さんのビデオメッセージもありました。
災害時外国人支援ボランティア研修(やさしい日本語)の講師を務めました
7月2日に開催されたとやま国際センター主催の災害時外国人支援ボランティア研修(やさしい日本語)で講師を務めました。
当日は、やさしい日本語を実践的に身につけて、災害時外国人支援に役立てたいと思っていらっしゃる12名の方が参加され、たくさん実践練習をしていただきました。日本語教師的なポイントもお話させていただきました。
小学6年生の総合学習の時間で多文化共生についてお話してきました
地元の小学6年生が総合の時間に多文化共生のことを取り上げているということで、講師に呼んでいただきました。
子どもたちは多文化共生のことを調べていてもピンと来なかったようですが、まずは自分たちの学校の自分のクラスにも外国の子もいるし、目が悪い子もいるし、いろいろな子がいるよね、というところから話していくと、身近に感じることができたようです。
小学生の時から多文化共生の視点が持てることはとても大切ですし、多文化共生の地域づくりのためにも、授業でこのような取り組みがどんどん増えていってほしいものです。
子どもたちの感想の一部
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