北陸都市国際交流連絡会研修会のご報告
7月7日(金)に、富山市国際交流センター会議室において、第24回北陸都市国際交流連絡会研修会が開催されました。
全体会では基調講演として「国際交流団体と自治体-協働で大切なポイント-」と題して、横須賀市から松本義弘さんを講師に迎えてお話をお聞きしました。
松本さんは、横須賀市役所在職時に国際分野においてその行政手腕を発揮され、その後も一般財団法人自治体国際化協会地域国際化推進アドバイザーとしてご活躍され、やさしい日本語はじめ、地域の多文化共生の推進のためにご尽力されている方です。また、一般社団法人日本フェアドレード・フォーラム認定委員として活動され、経済や社会の構造そのものが公正かつ持続的になることを目指してご活躍されていらっしゃるところです。高い見識を持ちつつも、身近に転がっている日常的な事例を紹介し、わかりやすく、私たちが目指していくべき姿についてのお話をいただきました。
その後、3つの分科会に分かれ、
(1)外国人市民を隣人として受け入れるために
(2)持続可能な日本語支援の在り方について~どうしたら続けられるのか?
(3)災害時の外国人支援について
と、それぞれのテーマに従い、それぞれの担当コーディネーターのもと、参加者同士が意見交換を行い、課題解決に向けたディスカッションが行われました。
ダイバーシティとやまでは、この分科会の「災害時の外国人支援について」のパートを担当し、これまでの災害時の外国人支援の事例紹介やその必要性について、また、目には見えないものの、継続して寄り添っていくことの大切さなどについて、お話させていただきました。
参加者のみなさんからは、新たな気づきについて、たくさんのご意見を出し合っていただき、今後、私たち自身が、また団体して活動していきたいことなどについて話し合い、理解を深めていきました。
ご参加のみなさんは、本当にさまざまなバックボーンを持つ方々がいらっしゃり、例えば、長く国際交流活動に貢献され、数々の渡航経験をお持ちの90歳を超える方から「本当に大切な視点での素晴らしい話でした」との感想をいただき、多様な人たちがそれぞれに活躍し、また支え合っていくことの大切さを改めて実感させていただきました。
ご参加のみなさま、また主催、関係者のみなさま、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。ダイバーシティとやまでは、こうした多様なチャンネルからの情報発信にも努めてまいりたいと思っています。引き続きご支援いただきますようよろしくお願いいたします!