ダイバーシティ・カフェvo.10 開催のご報告
4月17日(金)に、射水市太閤山コミュニティセンターで、第10回のダイバーシティ・カフェを開催しました。
今回の語り部は、多機能型事業所花椿かがやき支援職員の長岡由洋さん。
長岡さんのこれまでの歩みは、こちらのブログもご覧ください。
「ダイバーシティとやま」な日々 長岡由洋さん
http://blog.canpan.info/diversityt/archive/154
今回は、長岡ワールドが炸裂したダイバーシティ・カフェになりました。
まず、1限目のダイバーシティ・クラブ活動「極真空手クラブ」が始まりました。
長岡さんは空手を始めてから、人の思いやりに気付いたそうです。
それを実体験するために、参加者みなさんでの空手体験が始まりました。
最初は正拳突きの動作の練習から。みんなでイチ、ニ、イチ、ニと声を掛けて動作を合わせます。
その後は長岡さんが構えるミットに対して突き。最後はミットも何もない状態の長岡さんに対して叩いたり突いたり、「好きにしてもいいよ」と言われ、参加者の皆さんは躊躇します。
相手が強いことを知り、相手を信頼している場合は思い切りいけるけど、そうでない場合はやはり怖い。信頼しているからこそ思い切りいけるのだ。そして、こういうときに、人は人のことを思うのだということを確認する時間になりました。
普段の生活ではなかなかできない体験に、参加者の皆さんも空手の奥の深さの一端に触れた感覚でした。
そして、2限目のダイバーシティ・クラブ活動は「ハンドベルクラブ」。
ハンドベルの体験が初めての方もいる中で、ハンドベルで「ハッピーバースデー」を演奏します。
ハンドベルは自分勝手に奏でていると絶対に曲にはなりません。周りのみんなの動きをちゃんと見て感じることが大切。
参加者の中には耳の不自由な方もいらしたのですが、なんとその方が一番合わせるのがお上手でした。
普段から、周囲の様子にどれだけ注意を払っていらっしゃるかがわかり、みなさんも感心しきり。
最初はなかなかメロディにならなかったハンドベルですが、最後は息の合ったハッピーバースデーの曲が完成!
そして、たまたまこの日、ホントに誕生日だった内生蔵さんにハンドベルのHappy Birthday To You!がプレゼントされました。
2つの体験型の活動が終わって、3限目は長岡さんのお話でした。
高校時代に恩師の野球部の横越先生に出会えたこと。レギュラーにはなれなかったものの、声が大きい長岡さんを活かすために3塁コーチャーにしてくれたのも横越先生でした。先生のおかげで人を認め、認めてもらえることの大切さを身をもって実感した長岡さん。
そして、長岡さんが商社で働いていらっしゃった時のお話や、老人ホームで働いたときのお話、そして花椿かがやきとの出会いと話が続きました。詳しくはぜひブログでお読みください。
長岡さんは花椿かがやきの支援職員ではありますが、花椿かがやきの利用者のみなさんからいつも教えてもらってばかりだとおっしゃいます。
彼らは何に対しても真剣勝負で手抜きなし。一人ひとりが本当に素晴らしいんだと思えるのだと。
だからこそ、長岡さんの夢は『Be Happy!みんなで一緒に幸せになろうよ!』
これは先日の世界自閉症啓発デーのときに長岡さんが言ってくださった夢だったのですが、今回もその言葉で締めてくださいました。
身体を動かすワーク、そして長岡さんのお話で、心も身体もあったかな、素敵なダイバーシティ・カフェになりました。
ツイート