8月, 2016年
ダイバーシティ・カフェvol.13 開催のご報告
2016年8月17日に第13回のダイバーシティ・カフェを開催しました。
語り部はDadò美鈴さん。美鈴さんは海外へ出て25年、そして今はスイス人のご主人とお子さんたちと一緒にスイスに住んでいらっしゃいます。
美鈴さんのことを綴ったブログ記事はこちら
http://blog.canpan.info/diversityt/archive/155
美鈴さんは子どもの頃から英語が大好きでした。中学校の時に、カナダにホームステイして、完璧な英語を話さなくても、単語をつなげるだけでも会話が成り立つ経験して、もっと英語が好きになりました。そしてやればやるほど英語が好きになっていきました。
ホームステイを経験したのは計7回。アメリカ、カナダ、ニュージーランドでも経験しました。その中で思ったのは、やはり耳で聞いているのと実際に経験するのとでは全然ちがうということです。ハンバーガーショップのコーラがバケツみたいに大きいのも、直に見ると本当にびっくりでした。そういうこと一つ一つに感動しました。
自由の国アメリカもマイノリティ(多数派に対しての少数派)には住みにくい部分があると、実際に住んでみて初めて分かることでした。それに比べて、ニュージーランドはマイノリティにとってもとても住みやすいところでした。
そうして運命的にスイス人のご主人に出会った美鈴さんは、今度はヨーロッパでイタリア語を学ぶことになりました。けれど、語学をやればやるほど、受験のための英語の学習では100年やっても話せないと思うのでした。
そして話すための語学学習の方法を美鈴さんなりに模索中。ダイバーシティ・カフェの中では、美鈴先生による簡単イタリア語講座も開講されました。
楽しくてあっという間に単語を覚えちゃう、そんなやり方で、参加者全員あっという間に5つのイタリア語単語を覚えてしまいました。学べる時期に使える言葉を学ばないともったいない、と美鈴さん。美鈴先生のやり方なら、英語嫌いな子はいなくなるかもしれません。美鈴先生の語学教室を体験したい方は、美鈴さんが富山に帰省される来年夏までお待ちください。
参加者からの質問コーナーでは、スイスについていろいろな質問が出ました。同じ国の中でいくつもの言語を使うスイス。新しいものを生み出すのが得意なスイス。食べ物に対してはあまり冒険はしない国で、日本人の方が食いしん坊。そんな話がいろいろ出ました。
海外に出てからは常に違いが身近にある二十数年でした。ある国の常識が別の国では非常識。だから大切なのは自分軸をしっかりと持っていること。その上で寛容性を持つこと。他の文化を否定しては、何も新しいものが生まれてきません。寛容であることが、新たなものを生み出す土壌になるのだと美鈴さんは考えています。
好きな国はニュージーランド、旅行するならギリシャ、日本だったら石垣島。でも、最近になってふるさとの富山もいいなと思うようになりました。天国はどこにあるんだろうということもずっと考えてきました。でも結局、天国という場所があるわけではない。それは自分で作る出すものなのだ、そう思えるようになりました。
美鈴さんは、この夏、自分の本も出しました。「ひらめきノート」と名付けられたA4版の素敵な本です。美鈴さんのアイディアがいっぱい詰まったこの本、ぜひ手にとってくださいね!
こちらは表紙 中をめくると美鈴さんのかわいいイラストがいっぱい♪
ごちゃまぜキャンプ開催のお知らせ
ひとのま×めひの野園の東さん×ダイバーシティとやまで
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