ダイバーシティ・凸凹(でこぼこ)・キャンプin島尾海岸~みんな ちごとるがで いいがやちゃ~開催のご報告
8月29日、30日に氷見市島尾海岸キャンプ場で、「ダイバーシティ・凸凹(でこぼこ)・キャンプin島尾海岸~みんな ちごとるがで いいがやちゃ~」を開催しました。
15時頃からユルユルと参集です。
凸凹キャンプらしく、年齢、性別、国籍そして経験や背景も多種多様なキャンプになりました。ヒトの他にイヌも参加。おまけに天候も晴れ~曇り~雨と天気まで多様に楽しむことができました。
海岸でのキャンプですので、やや気温は低いものの、子供たちは元気に海辺で遊びます。キャンプ場で水着を干すのも何故だか時間がのんびり感じられていいものです。閑さや水着にしみいるセミの声って感じ。風流だ。
そして、キャンプですから、何はなくとも、まずは焼き物です。
火は慌てても点きません。自然のペースで細い焚き木から太い薪へ、そして炭へ火を移していきます。いい塩梅に火が熾きたところで漬けダレに漬かった肉を焼き始めます。炭火らしく高温でカリッと香ばしく調理が進みます。
焼いている間は、炭や焼き物を見ながらのおしゃべりタイムとなります。
普段は、意識しなくても相手の表情を見ながら話す話し方に慣れてしまっていますが、夕闇が迫ってくると、自ずと視線は温かな火へと移っていき、心もほんわりしてくるものです。これには一種の瞑想効果がありそうです。
今回のキャンプのシェフは柴垣が務めました。彼曰く、いろいろと手順やこだわりがあるようで、バーベキューを任せてもらう以上は口出しさせないとのことでしたが、結果的には、参加者みんなでわいわいと調理を楽しみました。火加減を調節する人、焼き物を返す人、野菜を切る人、そしてナント、準備した材料を転用して独自料理の披露もありました。モンゴルの彼、若いのにとても料理上手です。
夜も進み、お酒も進み、会話も進んでくると、話があちらこちらに飛んでいき、予想もしない会話の累乗効果で笑いの渦が発生します。
「日本ではマイ箸を腰に差す」トリオのショット。日常ではありえない光景でしょ!
ダイバーシティ・ワークショップもあるにはありましたが、あまりにも会話がダイバーシティ過ぎて、もはや場の収集がつかなくなっています。さぁさぁ、バーベキューの〆はラーメンですよ!^^
そんな空気に夜の帳を下ろしてくれたのが宮田の三線の音色。ぐるぐるダイバーシティ状態が、しっとりと穏やかな心地よさに包まれます。日常生活ではあまり耳にすることのない音ですが、海辺で聴くと、なぜだか懐かしさと涼しさを感じます。命の儚さと、それゆえの美しさが参加者の胸を去来し、今、生きていること、生かされていることに自ずと感謝してしまいます。
子供たちは、見たことがない楽器に触れ、楽しそうです。
翌朝、眩しい陽の光がキャンプ場に射し込みます。さまざまな背景や個性を持った者たちが一同に介したダイバーシティ・凸凹・キャンプ。ちがいがあるからこそ楽しむことができる。そしてまた、新しい今日という日に向けて、それぞれの道を歩み出します。
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