活動報告

【緊急企画!第2弾】外国人労働者が入ってきたらホントのところどうなるの?生き残れる地域社会にするにはどうしたいいの?の開催報告

2019-01-13

前回、昨年の12月13日に開催した同企画の第1弾ですが、大変、好評であり、また、第2弾も開催してほしいとのご要望も多く寄せされたことから、1月12日に第2弾を開催いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

12月8日の法改正の成立後、メディアの報道は幾分、過熱報道から熱が引いた感じがありますが、同じように、今回の参加者からは冷静な視点や日常的に直面している現状に関してのご意見が多くありました。

第1部としては、前回とほぼ同じ内容をお伝えしたところではありますが、はじめに、参加者のみなさんの問題意識の所在について、一言ずつお聞きしたこともあり、みなさんの問題意識にも少し触れながらのお話をお伝えさせていただきました。

 

第2部は、前回のようにテーマを決めたのグループワークではなく、ゆるやかなファシリのもと、参加者全員での意見交換の場としました。

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者のみなさんは、それぞれに日々感じていることを意見交換し、ある人の意見発表に次いで、幾分、見方は違うが似たような出来事が異なる分野で生じていることや、外国人という切り口ではなく、日本人同士であったり、男女や子育て、障害の有無などといった現場でも「こんなことがある」という発展的な意見が相次ぎました。 そして、コーディネーター的な役割を(実際に)担っている人をつないでいくことが必要ではないか、「相談窓口」といっても構えている(待っている)だけでなく、アウトリーチしていく方法も必要ではないか、すでにある資源をいかに生かしていくか、また拡充、充実化させていくのかといった建設的な意見が多く出されました。

 

今回ご参加のみなさんは、日常的に、また個人や仕事としての関わりからも一歩先に行きたい、現状を打開したいと感じておられる方がほとんどであり、終了時刻後も活発な意見交換が続きました。 単に制度解説の場を提供するのではなく、さまざまな分野で活躍していらっしゃる人たちが同じテーマ(外国人という大雑把なテーマであっても似たような課題を抱えているといったようなテーマ)で話し合う場を提供していくことも、また必要なことだと実感した次第です。 いろいろなご要望もいただきましたので、引き続き、私たちにできることを考えていきたいと思っています。

私たちもたくさんの学びをいただきました。ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。

緊急企画!外国人労働者が入ってきたらホントのところどうなるの?生き残れる地域社会にするにはどうしたいいの?

2018-12-15

2018年12月8日の出入国管理法の改正案成立を受けて、緊急セミナーを開催しました。
告知後、間もない開催で、しかも平日の18時スタートにも関わらず、20名もの方にご参加いただき、改めてこの法案に対する関心度の高さを垣間見た思いです。

~各種メディアではいろいろ報道されてはいるものの、今ひとつよくわからない。でも何だかとてつもないことが起きてしまいそうで、少し不安だ。正直なところ、そういった正体のつかめない曖昧模糊としたものと対峙したときのえもいわれぬ足元の危ういような感覚に陥る。そんな感じではないだろうか。

こうした不安感や恐れがそのまま外国人住民へと向けられてはならない。日本社会がどのような現状にあり、外国人住民を巡る諸事情がどのようになっており、ともに地域で暮らすことになっていく(なっている)のかということを、正しく伝えていかなければならない。~
そうした思いでこの緊急企画のセミナーを開催いたしました。

第1部では、外国人住民を巡る現状について、そして今回の法改正の内容について、日本社会が直面している危機的な状況とともに解説を行いました。
まず、基本的なこととして、人口移動というものが生じる理由、そして外国人の法的な地位、権利義務はどのようになっているのか、日本に滞在するための在留資格というものは、どのような性質のものなのかといったところの解説です。

次に、日本の産業が衰退している状況や壊滅的な危機に瀕している現状を紹介し、そのうえで、現在、外国人住民がどのくらい住んでいるのか、また、5年間で35万人の受入という規模はどの程度のインパクトをもったものなのかといったことを見ていただきました。1年で7万人ずつ受け入れていくという受入枠は、人口減少社会を迎えた日本社会にとって、拍子抜けするくらいに「焼け石に水」としか思えず、さはさりながら、これが2100年ほどまで続いていくと、労働者の3人に1人が外国人といった社会になってしまうのです。外国人も日本社会の構成員として捉えていかないと、社会保障制度など各種公的なサービスは早晩崩壊することが誰の目にも明らかでしょう。早々に制度構築しなければならないにも関わらず、「拙速だ」と片付けようとするのは、ほとんど何も考えていないに等しい拙速な理解と言わざるを得ません。

そして、人口に占める割合が、わずか2%ほどの外国人住民ですが、この2%程度の外国人がどれほど日本社会の中で大きな影響を及ぼしているのか、さまざまな角度で検証していきます。
例えば、日本国内での人口移動。この転入転出人口に占める外国人の割合は2%なんてものではない。20%どころか80%になっているところもある。外国人住民の受入がなければ、立ち行かなくなっている地域が確実に存在しているのです。そして、県単位で眺めてみても、日本人は増加しているが、外国人が減少している地域、年代別に動き方がシンクロしている様子などをみると、面白い傾向があることが想像できる。例えば、日本人も外国人も増加している地域がある一方で、日本人も外国人も減少している地域もある。日本人にも外国人にも見捨てられる地域とは、どういうものなのか、当該地域においては、真剣に考えてみなくてはならないだろう。
これは、何も外国人だけのことでなく、子育て世代が暮らしやすいところや、高齢者や障害者が暮らしやすい地域が現実に選ばれている、または、捨てられていると受け止めなければならないことでしょう。

最後に、今回の法改正に照準を合わせて、現在の外国人労働力がどのような状況にあるのかといったあたりを概観しながら、どういう在留資格を持ちながら、永住化(すなわち日本社会の構成員となること)が進んできているのかという解説です。
改正法案は、詳細が省令に委ねられている部分がとても多く、今後、どのようになっていくのか不透明な部分はあるものの、現在、明示されている部分だけを見ても、言葉は悪いですが、事実上「10年間の使い捨て労働力の確保」にばかり執着した結果と見てもいいでしょう。
「なんと!それはけしからん」と、ここで終わってはいけないのです。真の問題は別のところにあるのです。
北日本新聞記事で、要点を押さえて記事に掲載していただいてます。当該部分を引用すると、次のとおりです。

—–ここから—–
多文化共生マネージャー全国協議会(大阪)の柴垣禎理事が、人口減少の現状などを説明。外国人技能実習生は新在留資格「特定技能1号」への移行で計10年間活動できるようになるが、企業が「とりあえず人がいれば」という発想で技能実習制度に頼り、問題を先送りするのは「日本の課題だ」と指摘した。
—–ここまで—–

また読売新聞富山版でも連載記事の一部に今回のセミナーが取り上げられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北日本新聞12月14日                             読売新聞12月15日

 

 

第2部では、グループワーク形式で、参加者のみなさまがそれぞれで捉えている地域の課題や、目指すべき地域の姿、そのアプローチ方法等、さまざまな意見が飛び交いました。
第1部の講義を受けて、外国人住民から恩恵を受けているわけだから、社会全体はもちろん、企業も受け入れに必要となるもの・ことを負担し、互いにメリットを享受し合える関係を構築していかなければならないといった非常に建設的な意見も提出されました。
ワークでの意見は、とても書ききれませんが、参加者のみなさんだけの特典ということで、ここでは割愛させていただきます。みなさま、本当にお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、緊急開催だったこともあり、セミナーに参加できず、追加開催を求める声も届いております。心よりお詫び申しあげます。大変、失礼いたしました。
またの機会ができましたら、早めに開催告知をいたしたいと思っております。
ご参加いただいた方、所要により見送られた方、日頃よりダイバーシティとやまの活動に注目してくださり、誠にありがとうございます。
引き続きのご支援、よろしくお願いいたします。

とやま外国人活躍セミナーベトナム編でファシリテーターでした

2018-09-22

9月16日

とやま外国人活躍セミナーベトナム編part1でした。

今、全国的にベトナム人が急増していますが、富山も例外ではありません。

この日は富山大学の大学院で学ぶトラン・ディン・トゥンさんから話題提供をしてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またベトナムの生春巻きと揚げ春巻きもベトナム人学生が作ってくれて、皆さん口々に美味しいとおっしゃっていました。

 

そしてグループにわかれて、今富山県に住んでいるベトナムの人たちの課題を話し合いました。

各グループには1~2人のベトナム人が混ざり、今困っていることをいろいろ出してもらいました。

いちばん多かったのはやはり言葉の問題でした。これだけベトナムの人が増えているにもかかわらずまだまだベトナム語表記の案内が少ないこと、また日本語が学習できる場の情報がとぼしいこと、災害時にどうすればいいのか全然わからないといった声も聞かれました。

トゥンさんからは、アパートの近所の人に自分から積極的に挨拶することの大切さの話が出ました。それによって近所付き合いが生まれ、若いトゥンさんは大雪の時には雪かきを手伝い、近所のおばあさんはいつも野菜等をわけてくれる、そんなお互いがお互いを思いやる交流が生まれている話が出ました。またアパートの大家さんや近所のおじさんが常に親身になって相談に乗ってくれ、困った時も助けてくれているといった暖かい話をたくさん出ました。

仕事をリタイアしたけれど、まだまだ元気な方が日本には大勢います。その近所のおじさんも実習生のベトナム人にも親身になってあげ、それが人生の張りになっている様子でした。

今回出た話を元にして、part2ではトゥンさんが来年度実施したい事業案をプレゼンします。

part2は11月10日を予定しています。

ぜひお越しください。

 

 

広域連携による災害時外国人支援ボランティア研修会のワークショップでファシリテーターでした

2018-08-04

7月29日(日)広域連携による災害時外国人支援ボランティア研修会のワークショップでファシリテーターでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仙台国際交流協会作成のワークショップ教材を使って、避難所の中で起こる「日本人」と「外国人」の間の問題を 参加者の皆さんと一緒に考えました。

言語や文化の違いから起こる誤解や行き違いについて、解決の方法や、どうすればそのようなことが起こらないようにできるかを参加者で話し合うことを目的としているのがこのワークショップです。

この日は7グループに分かれて話し合ったのですが、どのグループも活発に意見が出ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

富山は災害が少ない県だと言われて安心している人も多いですが、実際に避難が必要となった時に急にあわてることなく、日本人も外国人も落ち着いて行動するためにも、平時の備えの大切さを改めて感じる時間となりました。

高齢化が進む今、若い外国人は支援される側ではなくて支援する側になれることを、先日の西日本豪雨水害の時も実感しました。そんな外国人の力を活かすためにも、やさしい日本語や各国語を使った災害時の対応が大切になります。

今、私たちがやっておけることは実はとても多いのです。

 

とやま外国人活躍セミナーブラジル編にてファシリテーターでした

2018-06-20

2018年6月16日とやま外国人活躍セミナーブラジル編でファシリテーターでした。

 

 

 

 

 

 

ブラジルのシルビアさんの住む町内の公民館で開催。町内の人とブラジルの人が集まって同じテーブルで問題を共有しました。まずはお互いどんな思いでいるのかを知る、小さいけれど大きな一歩です。近所で暮らしている人たちだからこそ、等身大の悩みも出てくるし、あったかい繋がりができる。今日はシルビアさんが美味しいブラジル料理も作ってきてくださったのですが、早速習いに行きたいという声も。
この日出てきたたくさんの問題を掘り下げてアクションプランを作ります。

アクションプランの発表は8月25日同公民館にて開催予定です。

 

「砺波で語ろう!おしゃべり会」でスピーカーでした

2018-04-28

砺波のアプリコットさんで開催されている「砺波で語ろう!おしゃべり会」の記念すべき第60回の回でスピーカーをさせていただきました。

砺波で語ろう!おしゃべり会⇒https://www.facebook.com/events/1982862945070374/

このおしゃべり会、主催者の舘さんのお人柄もあって、とてもアットホームな場でした。

主催の舘さんの投稿の一部がこちらです。

今回の昼の部、「宮田 妙子さん」の「ダイバーシティって何だろう?」は、いかがでしたか。
みなさんの興味あるテーマだったからか、あるいは、妙子さんに会いたいからなのか、大勢の方に参加して頂き、有意義な時間を過ごすことができました。
宮田さん、さすがに学校の先生。質問し、みんなで考える時間があったりして、眠くならない話と進め方!! 最後まで、あっという間でした。
個人的には、データで示された、他国に比べて、日本のダイバーシティの遅れ、また生産性の低さに驚きました。
よく、福祉の世界で、高齢者に優しい社会は、みんなに優しい。という話を聴きますが、ダイバシティの共生の世界にも、通じるところがあり、色眼鏡のない気持ちで、いろいろな方に接していきたいと思いました。

 

舘さん、ありがとうございました!
そして、当日ご参加くださったYoko watanabeさんがこちらの投稿をしてくださいました。
(掲載の許可をいただいています)

 

違うこと ややこしいけど面白い
花もスマホも もちろん人も

「ダイバーシティって何だろう?」というお話を聴いた
あまり馴染みのない言葉で、最初はどんなシティ?
って感じだったけど 〝多様性〟のお話
私が生きていくうえで大切にしたいキーワードの一つ
それと向き合いライフワークとしておられる宮田さんは
魅力的な女性で、とても励みになり刺激を受けた

高3の娘に、ウォーキングをしながら話してみた
「在日の(富山の)外国人で高校に通ってる人は30~40%らしいよ」
娘からはちょっと意外な反応があった
「確かに日本は恵まれているけど、それが幸せかどうかは
わからない。義務教育だと言われてもそれに適応できない
人はいるし、義務だと言うわりにはゆるいし、でも頭の
いい人が偉いっていう世の中はどうかと思う」って
こんなことを語り合えて何だか嬉しかった

自分と他人は明らかに違う
でもそれは善悪でなく優劣でもなく上下でもない
良いと思うことも相手にとってどうかはわからない
私は役に立ちますよなんて、おこがましくて言えない
だからせめてあなたを排除しませんよ
もしかしたら一緒に考えてお手伝いできることがあるかも
ぐらいなスタンスでそばに居れたらいいのかな
なんて思う

 

こんな風にいろいろ感じてくださる、それが本当にありがたいなぁと感じます。

これからも機会があれば、いろいろな場所でお話させていただきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界自閉症啓発デーLIUB in Japan2018@世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落開催のご報告

2018-04-15

4月2日に世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落で世界自閉症啓発デーLight it up Blueを開催しました。

開催前に毎年KNBラジオの朝生コラムでお話させていただいているのですが、今年は県自閉症協会会長の八木先生もご一緒くださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、森富山市長にセルフィサインもいただいてきました。(これまでに、南砺市長、高岡市長、射水市長、氷見市長、小矢部市長にセルフィサインをいただいています)

 

 

 

 

 

 

 

 

7年目を迎えた五箇山菅沼でのライトイットアップブルーですが、なんと今年もお天気に恵まれました。これで7年連続星空の下でのライトアップになります。

 

 

 

 

 

 

 

集落が青に染まり始めた頃、食事処与八さんでの同時開催イベントが始まりました。

今年のテーマは「五箇山でつたえたい わたしたちの想い」

来場された方には、つたえたい想いを書いてボードに貼っていただきました。

今年はまず県議会議員の平木柳太郎さんにひと言いただきました。

平木さんからは世界自閉症啓発デーがなぜ世界で同時開催されているかを考えて、イベントだけで終わることなく、ここに来た方がそれぞれ1人ずつでいいから伝えていくことの大切さをおっしゃっていただきました。

続いて、毎年このイベントに協力してくださっている越中五箇山菅沼集落保存顕彰会会長、中島さんからもひと言メッセージをいただきました。五箇山のいらっしゃいの挨拶「ようござったようござった」からお話いただき、ブルーのライトアップが似合う集落になったとおっしゃっていただました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、スピーカーのお三方のお話が始まりました。

まずは7年連続五箇山でお話くださっている社会福祉法人めひの野園の東真盛さん。

 

 

 

 

 

 

 

自閉症、発達障害の方は環境にすごく影響されること、社会が整っていれば何の問題にもならないことが、整っていないことで問題になる、つまり社会の障壁と戦っているのだというお話をまずされました。

そして、支援の仕方があっても、広がっていかない、知っているのにできていないことが問題と、現状の問題点を指摘してくださいました。ポイントは困った行動をなくすことだけではなく、適応的な行動を増やすために自己決定の機会を増やすこと、安心して失敗できる環境を整えること。そして、お互いに尊重し思いやることのできる関係性の大切さを言われました。「~ねばならない」は禁物で、まぁいいかなと思える寛容性が大切なのだと。そして、多様性は豊かさと同義であると言われたのでした。

しかし、そんな短い言葉だけでは東さんのお話はとてもお伝えしきれないので、詳しくはこちらの動画をご覧ください。

https://youtu.be/DEECebyDG-0?t=8m43s

 

続いて、コミュニティハウスひとのまの宮田隼さんのお話。

 

 

 

 

 

 

 

まずコミュニティハウスひとのまとはどんなところかというお話から。ひとのまは一軒家を開けていて、誰でも来てもいいよ~という所。そこには不登校の子どもたち、近所のじいちゃんばあちゃん、食べ物がなくその日暮らしにも困っている人たち、いろんな人たちが集まります。でも、支援の場、ではありません。それぞれがそれぞれに自由に過ごしながらいつの間にかお互い助け合う関係が生まれている、不思議な空間です。その空間を作り出しているのは、宮田隼さんの存在がやはり大きい。

隼さん、小2から中2まで引きこもっていた子をあるきっかけで外に連れ出しちゃいました。そのきっかけというのが、実にすばらしい。内容は、文章にしてしまうと伝わらないものになってしまうので、これもぜひ実際にお聞きください。感動すること間違いなし、なのです。

隼さんのお話はこちら

https://youtu.be/DEECebyDG-0?t=34m54s

 

そして3人目のスピーカーは富山県自閉症協会会長の八木信一さん。

八木さんは八木小児科のお医者さまとしてもたくさんの発達障害の子どもたちと関わり、富山県のみならず全国でも精力的に活動していらっしゃる日本各地から引っ張りだこの先生です。

 

 

 

 

 

 

 

八木先生は障害の害をひらがなで書く風潮もあるけれど、害は漢字のままでいいとおっしゃいました。

障害の害は実は世の中の方で、障害と決めつけているのは世の中なのだと。障害物を取り払うことで、障害は障害じゃなくなるのだから。

発達障害の方は大声で怒鳴られることが苦手なのですが、因果関係を伝えられないままただ怒鳴られる、それは最も苦痛なのです。ちゃんと因果関係を伝えると分かることがたくさんあるのだから。でも、それって、人と人のつき合いの基本の部分ですよね。そういうことをおろそかにしない、ということも教えていただいたように思います。

そうして、投げられたボールは必ず投げ返すことの大切さも言っていただきました。

たとえ自分がバスケットボールを持っていても、ソフトボールを投げられたら、一旦そのバスケットボールは置いて、ソフトボールを投げ返す、その優しさが大事だと。やはり寛容性のある社会が生きづらさを抱えた人たちが生きやすい社会であり、それはすなわち全ての人にとって生きやすい社会でもあるのです。

八木先生のお話はこちら

https://youtu.be/DEECebyDG-0?t=59m3s

 

この日は富山大学の水内先生と水内ゼミの皆さんにもつたえたい想いをお話いただきました。

水内先生は研究者としての視点からもお話いただきました。従来自閉症の方は他者視点に立ちにくいと言われていましたが、経験を積むことで他者視点寄りの行動ができるようになった例もお話くださいました。

また水内ゼミの皆さんは、日頃サークルで自閉症の人と接する中から感じたことを率直に話してくれました。最初、自閉症と聞くと一線引いてしまっていたが、接するうちにそれがなくなった。人と人として接することができるようになった。そんな話を大学生が話してくれて、それは本当に大切な視点だと思うのでした。

 

 

 

 

 

 

 

水内先生のお話はこちら

https://youtu.be/DEECebyDG-0?t=1h8m16s

 

そして、この日は、東京からもお客様がいらしてました。

イイトコサガシ代表の冠地情さん。

イイトコサガシとはどんなところかはぜひこちらのページをご覧ください。

https://iitokosagashi.jimdo.com/

冠地さん、熱いパッション全開でイイトコサガシの極意をお話されました。

知識ではなくハートに刻んでほしいとおっしゃったイイトコサガシ奥義、これも文章にするよりもぜひ、冠地さんの肉声をお聞きいただければと思います。

冠地さんのお話はこちら

https://youtu.be/DEECebyDG-0?t=1h25m11s

 

 

 

 

そして、会場の想いもお話いただきました。

最後に残ってくださった皆さんで記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

このイベントが7年継続できているのも、協力してくださる皆さんや会場に駆けつけてくださる皆さんがいればこそ。

来年もこの場所でお会いできることを楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

主催:NGOダイバーシティとやま/富山県自閉症協会
共催:越中五箇山菅沼集落保存顕彰会/ 社会福祉法人めひの野園
後援:富山県/南砺市
協賛:NPO法人真おやじ塾/アルカスコーポレーション㈱/四国管財㈱/㈱タービン・インタラクティブ/
㈱Humming bird/㈲中野工業/㈲森本自動車/ライフガード北陸/潤観光開発㈱/
相続診断士事務所ライブリッジ/日本海ガス絆ホールディングス株式会社
協力:ヤマシナ印刷(株)/ 花椿かがやき/ 夢響村塾とやま/とやまcocolo会/
コミュニティハウスひとのま/(株)フロー/富山大学水内研究室






                



        


                

富山情報ビジネス専門学校でのボランティア講座のご報告

2018-01-30

ダイバーシティとやまからの出講のお知らせです。

富山情報ビジネス専門学校の9学科の2年生全員を対象に3回にわけてボランティア論の講座を担当しました。

学生たちにとっては、ボランティアやダイバーシティについて考えるきっかけになったようです。

学生の感想を一部ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとのま×ダイバーシティとやまキャンプ2017開催のご報告

2017-09-27

2017年8月31日~9月1日

コミュニティハウスひとのまとのコラボキャンプを開催しました。

何が飛び出すかわからないのがこのキャンプ。

今年は生きている飛騨地鶏を子どもたちと一緒に捌いて調理して

いただくという時間もありました。

どの子も怖がることなく、いろいろ手伝っていました。

主にやってくれたのはベトナムからの留学生。彼らは国ではそれを普通にやっていたので、捌いた鶏は無駄に捨てる所はほとんどなくて、血も使ったし、腸もきれいに洗って料理に使いました。

いつもスーパーで簡単に肉を買っている私たちに、命をいただくということをしっかり教えてくれた時間でした。

みんな温泉に入ったり、それぞれに遊んだり、ずっと話したり、特に何かプログラムがあるわけではないけれど、それが逆に心地よく、逆にいろいろ学びになる、そんな時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とやま外国人活躍セミナーにてファシリテーター

2017-09-04

8月27日、とやま国際センター主催の「とやま外国人活躍セミナー」にてファシリテーターをさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は富山で活躍する外国人&外国に繋がる5名のコメンテーターの皆さんに主に以下の点についていろいろ語っていただきました。

1.活動紹介

2.活動してきた中で大変だったこと、こまったこと

これはやってよかったと特に思ったこと

3.これから富山で活動していきたいと思っている外国人の皆さんへのアドバイス

日本人への要望(ようぼう)こんな制度(せいど)があったらいい など

コメンテーターの皆さんから出た3についての意見をホワイトボードに以下のように書き留めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひ写真をクリックしてお読みください。

最後にコメンテーターのお1人、松本ちこさんがマライカというアフリカ民謡を歌ってくださいました。

とても心に染み入る歌声でした。

 

多様な人が活躍できる地域社会が、少子高齢化社会の中で生き残れる地域社会であることは疑いようもありません。

とやま外国人活躍セミナーは今後も開催されます。詳しくこちらをクリック⇒http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1018/kj00017925.html

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にコメンテーター、参加者のみなさんと

 

 

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