12月, 2012年

2012多文化共生講演会[にしゃんたさん]が開催されました。

2012-12-25

12月23日に「違いを楽しみ、力に変える~多文化共生“新”時代~ 」と題して、

羽衣国際大学准教授のにしゃんたさんによる講演会が開催されました。

 

講演会のあとには、ダイバーシティとやま主催によるワールドカフェで、参加者同士が「外国人にも日本人にも暮らしやすい地域づくり」について対話を深めました。

 

 

 

ダイバーシティ・サポーター養成講座&ISO26000セミナー写真集

2012-12-18

10月27日から11月25日にかけて行ったダイバーシティ・サポーター養成講座の様子を

写真でご報告します!

2012/10/27

【第1回(概論)「人口減少社会を迎え、人的多様性配慮型社会に求められる人材とは」講師:一般財団法人ダイバーシティ研究所 客員研究員 柴垣 禎さん】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

養成講座の後半は、ワークショップです。

 

 

2012/11/10
【第2回(各論①)「障害福祉とソーシャルインクルージョン」講師:めひの野園うさか寮施設長 東 真盛さん/「各論②「外国人をめぐる諸制度と多文化共生」講師:富山県国際・日本海政策課国際協力係長 山元 真弓さん】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワークショップは、グループワークにより、参加者が属する企業活動をダイバーシティ化し、グループ単位で発表を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012/11/17
【第3回(実践事例紹介)「ひとりひとりが輝ける組織づくりとは」講師:(株)ウエルネスサプライ代表取締役社長 代表取締役社長 薄井 修司さん】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワークショップは、参加者が多様性に配慮した事業を起業化していくという課題に取り組み、グループ単位で発表を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012/11/25
【第4回(ダイバーシティとやま設立1周年記念フォーラム)「ダイバーシティなくして地域社会の未来なし」講師:一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事 田村 太郎さん/「見方を味方に世界を変える」講師:大阪府立八尾北広報学校 家庭科教諭 南野 忠晴さん】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は会場から立山連峰もひときわきれいに見えました。そして後半は「ダイバーシティ・フューチャーセンター」と題したテーマのワークショップを開催し、2名の講師を交えた県内若手起業家等との対話を通じて、会場全体のグループワークにより、ダイバーシティが進展していること・進展していないことについて、未来志向のグループ発表を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最期にダイバーシティ・サポーター証を持って記念撮影です。

みなさんもぜひダイバーシティ・サポーターの輪に加わって、ダイバーシティ・アクションを起こしていってください。

 

そしてこちらは11月24日に開催したISO26000セミナーの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講師はダイバーシティ研究所代表理事の田村太郎さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも富山初のISO26000セミナーとあって、とても有意義な時間になりました。

 

ダイバーシティ・サポーター養成講座の詳しい内容についてはこちらをご覧ください。

http://diversity-toyama.org/2012/11/

 

2012多文化共生講演会[姜尚中さん]のご報告

2012-12-18

2012年12月15日。
ここ富山で新しい多文化共生の地平が切り拓かれました。

「姜尚中とともに考える多文化共生」

約500名の来場者とともに新しい時代の胎動を感じる講演会となりました。
姜さんから、穏やかでいて、凛としたお話をいただきました。

私たちの世界の国境は、または近代国家の”クニ”という概念は、わずか100~200年ほどの歴史の検証しか経ていないこと。それ以前は、もっと別の概念により自身の生まれや育ちなどに依拠していたものであること。それはすなわち、地域社会であり、地域の文化であり、食であり、酒であり、伝統工芸であり、祭りなど生きた文化、人との交流であるということ。
こうした地域に住む人間は、その地域内にしか存在しない文脈(コンテキスト)を持っているということです。同じ文脈の中で生きているので、多くを語らなくても意思疎通ができる。そうした心地良さの中に生きているということです。また別の言い方をすると、他の地域からみると、翻訳が必要な世界に生きているということになりますね。
異なる人・背景・文化との交流が人を成長させていく原動力ともなる。

私たちは、わずか100~200年の間に”クニ”というものを作り上げたが、同じ文脈に生きることに慣れ過ぎている。”クニ”というものは、果たして完成したものだろうか。私たちは、その”クニ”ができるまでは、様々な地域との軋轢や衝突を経験したはずである。
日本に生まれ、日本語を自由に操り、日本社会で当たり前のことを当たり前のように感じて生きているということは、ひとつの結果であり、日本社会が培ってきたもの、すなわち、私たちが日本社会のプロだという言い方も可能だろう。小学生の時から、文字を学び、歴史を学び、文化を学び、日本社会に生きる努力をし、トレーニングをしているからこそ、日本社会のプロになっているといえるのではないか。
ニューカマーと呼ばれる昨今の在住外国人に目を向けてみるとどうだろう。在住外国人は、日本社会においては、あるいは日本の文脈においては、プロという概念に照らしてみると、いわば学習途上のアマチュアともいえるのではないだろうか?日本に移り住み、もしくは日本に根付いて生きていこうとしている過程は、日本社会の文脈を学ぼうとしている、プロになろうとしているアマチュアに、その姿を重ねることはできはしないだろうか。
そして、プロはアマチュアと対峙することで、自らが、まだ、「途上の人」として学び続けなければならないことに気づくだろう。そして学ぶことを思い出すきっかけともなるだろう。大切なのは「気づき」を得ていくこと。
「途上の人」、人生の途上であるということは、すなわち「青春」であるともいえる。

同じように、私たちが多文化共生を考えるとき、それは青春の学びであり、「途上の人」という自覚であり、これから成熟していく過程であると捉えることが大切だろうということです。

講演会のあとには、「日曜美術館」での名コンビ再会となるNHK富山放送局の中條誠子さんとの対話となりました。ここでは、富山をフィールドのスポットにあててのお話となりました。
中條さんからは、富山に住む外国人からコメントとして、富山での生活や意見、富山の住みよさなどのご紹介があり、これに対して姜さんからの感想もいただきました。世界における多民族多文化の国家の状態と比較して、日本社会は多文化の受入に寛容ではないか、懐が深い多文化を許容する世界のどの国とも異なるポテンシャルがあるのではないか。とのことでした。
中條さんからは、同じく外国人からのコメントとして、私たちが忘れつつある富山の住みよさについて、外国人からの声のご紹介もありました。
最後に、姜さんは、数十年後を見据えた場合、歴史的背景や地政学的にも富山の立地は今後、環日本海の拠点となりうるだろうとのご意見でした。ダイバーシティ・多文化共生の拠点として、頑張っていきたいものです。

会場からの感想はとてもたくさんありましたが、姜さんの講演はもちろん、中條さんが富山のこと、富山の自然や生活に視点を置いて対談してくださったおかげで、姜さんのお話もよく理解でき、多文化共生が富山の未来の扉なのだと思いました、富山から発信しなくては!との感想もありました。中條さんにも感謝の言葉がございません!!!

姜さん、中條さん、本当にありがとうございました。
主催の富山県国際・日本海政策課のみなさまには、今回の講演会開催に際して、ダイバーシティとやまを協力団体としてくださったこと、有形無形のアドバイス、ご支援、とてもとても尽力いただきましたこと、感謝申しあげます。
あわせてダイバーシティとやま会員のみなさま、ドリプラ―なみなさまのご協力あっての賜物でした!大感謝!

舞台裏のことですが、姜さんは、講演前に、私にこう語ってくださいました。
「私たちは自己のうちに多様性を見出さなくてはならない。」と。
すなわち、ダイバーシティです。

文責:ダイバーシティとやま(柴垣)

















フォーラムとやま 多様性生かせる社会に

2012-12-04
フォーラムとやま 多様性生かせる社会に

2012/12/4 朝日新聞
「ダイバーシティとやま」代表 宮田妙子さん(44)
 国籍や性別、障害などにとらわれず、様々な個性がある一人ひとりが力を発揮する地域社会づくりを目指し、
研修やフォーラムを開いている。
 きっかけは、昨年あった「ドリームプラン・プレゼンテーション富山」。自分の夢を披露するイベントで、
「ちがい」があるからといって夢をあきらめて欲しくない。「ちがい」を生かしてみんなが活躍できる社会を
作りたい、と500人以上の聴衆に語りかけた。宮田さんの訴えは大きな反響を呼び、賛同する多くの人脈が
できた。応援の声に背中を押され、昨年9月に「NGOダイバーシティとやま」を立ち上げた。
 高岡市で生まれ、県内の大学に進学した。卒業後に資格を取り、日本語教師に。ブラジルや中国などから、
親の都合で富山に来た子どもたちに日本語を教えているうちに、国籍による「ちがい」だけではない多様性に
思いが至ったという。
 発達障害がある次男の子育てを通じて、「ちがいって悪いこと?すてきな個性ではないの」と考えるように
なった。「ちがいがあることで、社会が豊かになることに気づいた」
 今年、国連が定めた世界自閉症啓発デーに合わせた「ブルーライトアップ」をインターネットで知り、富山
でも実行しようと決意。1カ月しかなかったが、それまで得た人脈と、フェイスブックを通じて仲間を募った。
次々と協力者が現れ、4月2日、世界遺産五箇山の菅沼集落を青く浮かび上がらせた。
 理念を多くの人に広めたいと、10月から4回のダイバーシティ・サポーター養成講座を開催。約60人のサポ
ーターの輪が広がった。「ちがいを超えて、みんなが仕事しやすく快適に生活できる、魅力ある富山にするのが
私の使命です」

















                



        

           
           
    
	

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