「災害時こそダイバーシティ」開催報告

2012-04-01
2012年3月31日に、富山駅前CICビルにおいて、開催しました講演&WSの開催概要を
ご報告させていただきます。

◆講演「災害時だからダイバーシティ」

(特活)多文化共生マネージャー全国協議会の柴垣さん(当団体副代表)から、2007年の
新潟中越沖地震や、2011年の東日本大震災での在住外国人への支援活動をベースとした、
災害弱者とよばれる方々への支援の必要性について、お話いただきました。

日常生活では、見落としやすい障害や年齢差のちがいによって、災害が起きたときには、
それが原因で、被害が増幅してしまう傾向があるとのことです。
災害が起きたときに、そうしたちがいに、どう対処するのか?ということを考えていく
ことが、日常生活を多様性に配慮できるものとし、誰にとっても住みやすく、豊かな地域
社会をつくっていく気付きを得るヒントになるようです。

そのポイントは、多様性を優位にとらえていくこと!とのこと。
事実が同じであっても、見方を変えれば、現実の変化に作用する。このことを、しっかり
見据え、多様な存在のひとりひとりがかけがえのない地域社会の担い手になってもらう
ことが大切ということでした。

会場からは、目からウロコ!との声もありました。
ありがとうございます。

◆WS「災害支援活動からみんなで考えるダイバーシティー」

後半のワークショップは、ダイバーシティとやまきってのファシリテーター、ハワード
こと内生蔵により、参加者を4グループに分けてのワークショップです。

各グループごとに多様性に着目したテーマを与えられ、また、当事者(または経験者・
支援者など)が、キーマンとなることで、深みのある話し合いができました。

ワークショップは参加してこそ気付きを得ることができますので、詳細は省略させて
いただきますが、参加者のひとりひとりに、大切なお土産を持ち帰っていただくことが
できました。
どうもありがとうございました。

(ダイバーシティとやま副代表理事:柴垣禎)

2012年4月1日付の富山新聞

 



		
		

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